大澤武男
( おおさわ・たけお )1942年埼玉県本庄市生まれ。上智大学文学部史学科卒、同大学院修士。ドイツ政府給費留学生、ヴュルツブルク大学より博士号を受ける。専攻はドイツ・ユダヤ人史、古代教会史。著書には、『ヒトラーの側近たち』(ちくま新書)、『ユダヤ人とドイツ』『ヒトラーとユダヤ人』『ユダヤ人とロ-マ帝国』(いずれも講談社現代新書)、『ファウストと嬰児殺し』(新潮選書)、『ロ-マ教皇とナチス』(文春新書)、『青年ヒトラー』(平凡社新書)など多数。
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ノーベル賞受賞者を数多く輩出し、金融界やマスメディアを支配。名だたる世界企業を創業、さらに、医師や弁護士といったエリート専門職も多い。そんなユダヤ人の輝かしい業績の秘密は、有史以前から連綿と続く、伝統に裏打ちされた教養・教育への姿勢と実践法にある。差別と嫉妬が入り混じる迫害を打ち破ってきたユダヤ人の行動の源泉を歴史に探り、引き継がれている独特の勉強方法を明らかにしよう。
第1章 ユダヤ民族存続のカギは教育であった(旧約聖書に見る教育観
子弟教育の伝統 ほか)
第2章 都市の民―知恵と商才(中世都市への集住
金貸し業への従事 ほか)
第3章 すさまじい進出、あふれる業績(解放への動きと反動
ユダヤ的教育改革 ほか)
第4章 ユダヤ的教育、教養の伝統と日本(グローバルな民と伝統
ユダヤ人の子宝 ほか)
第5章 生き残ることへの情熱(五倍の納税額
知恵と教養、実践と行動、そして暴力 ほか)
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