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ちくま新書

前田敦子はキリストを超えた

——〈宗教〉としてのAKB48

定価

814

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06700-5

Cコード

0236

整理番号

987

2012/12/05

判型

新書判

ページ数

208

解説

内容紹介

AKB48の魅力とは何か?なぜ前田敦子はセンターだったのか?“不動のセンター”と呼ばれた前田敦子の分析から、AKB48が熱狂的に支持される理由を読み解いていく。なぜファンは彼女たちを推すのか、なぜアンチは彼女たちを憎むのか、いかにして彼女たちの利他性は育まれるのか…。握手会・総選挙・劇場公演・じゃんけん大会といったAKB48特有のシステムを読み解くことから、その魅力と社会的な意義を明らかにする。圧倒的情熱で説かれる、AKB48の真実に震撼せよ。

目次

序章 AKB48は「いま・ここ」にある宗教である
第1章 前田敦子はキリストを超えた(聖典としての『Show must go on』
「ゴルゴタの丘」のあっちゃん ほか)
第2章 なぜアンチに耐えられるのか―AKBのコミュニケーション・システムを読み解く(なぜアンチに耐えられるのか―AKBの「近接性」
握手会―人間の漁をする「釣り師」としてのアイドルたち ほか)
第3章 人はなぜ人を「推す」のか(推すことの「偶然性」
AKB劇場の生む偶然性 ほか)
第4章 AKBは世界宗教たりえるか(AKBという“宗教”
現代日本における宗教 ほか)

著作者プロフィール

濱野智史

( はまの・さとし )

1980年生まれ。評論家、情報環境学者、アイドルプロデューサー。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。専門は情報社会論・メディア論。恵泉女学園大学および東京経済大学非常勤講師として教鞭をとる傍ら、2014年6月に「アイドルをつくるアイドル」をコンセプトとしたアイドルグループ「Platonics Idol Platform」(PIP)を結成。PIPの総合プロデューサーとしても活躍中。著書に本書のほか2008年『前田敦子はキリストを超えた──〈宗教〉としてのAKB48』(ちくま新書、2012年)がある。

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