岡本裕一朗
( おかもと・ゆういちろう )1954年福岡生まれ。九州大学大学院文学研究科修了。九州大学文学部助手を経て、現在は玉川大学文学部教授。専攻は哲学・倫理学。著書に『12歳からの現代思想』(ちくま新書)、『ネオ・プラグマティズムとは何か』『ポストモダンの思想的根拠』『ヘーゲルと現代思想の臨界』『異議あり! 生命・環境倫理学』(以上、ナカニシヤ出版)、『本当にわかる現代思想』(日本実業出版社)など。
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議論をより深めるために用いられる思考実験。哲学における古典的な問題から、SF小説の一場面のようなものまで、その射程はとてつもなく長い。だから、哲学的に思考する経験がない人にでも、考える手がかりとなるだろう。本書では、自己、他者、倫理、社会といった四つの分野にわけて、読者の頭を悩ませる思考実験をセレクトした。また、「現代」というこの世界を感じ取れる読み物としてもいける。
1 自己(私はなぜ「私」だと言え切れるのか?
私の夢こそが現実ではないのか?)
2 他者(あなたがいなければ、私はいないも同然なのか?
他人の心が分からなくて何が問題なのか?)
3 倫理(ウソをつかないことは本当に正しいのか?
善悪は何で判断すればよいのか?)
4 社会(人間の未来はどこへ向かうのか?
近代の終わりはディストピアなのか?)
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