吉田松陰 ─「日本」を発見した思想家
思想家・松陰の知られざる実像
2015年大河ドラマに登場する吉田松陰。維新の精神的支柱でありながら、これまで紹介されてこなかった思想家としての側面に初めて迫る、画期的入門書。
- シリーズ:ちくま新書
- 902円(税込)
- Cコード:0223
- 整理番号:1101
- 刊行日:
2014/12/08
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:256
- ISBN:978-4-480-06807-1
- JANコード:9784480068071
- 在庫 ×
幕末の尊王攘夷運動を主唱し、維新に大きな影響を与えた吉田松陰。失敗を繰り返し、太く短く終えたその生涯で、いかなる思想を抱いていたのか。膨大な書簡や意見書、著書を丹念に読み解くことで浮かび上がってきたのは、決して偏狭な原理主義者などではなく、海外の情勢に通じ、開かれた国際秩序像を持つ一個の思想家の姿だった。度重なる挫折にめげず、いかに「日本」を発見し、世界における我が国の自己像を獲得するに至ったか。その歩みを追い、「蹉跌の人」の実像に迫る。
第1章 若き兵学師範
第2章 「西洋」という他者
第3章 「日本」の発見
第4章 ペリーの「白旗事件」
第5章 「国際社会」のなかの「帝国日本」
第6章 「日本」という自己像の模索
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