中川寛子
( なかがわ・ひろこ )1960年生まれ。住まいと街の解説者。オールアバウト「住みやすい街選び」ガイド。不動産一筋に30余年、買う、借りる、貸す、売る、投資するなど、それぞれの立場を踏まえた上での不動産市場の変化の解説で人気。著書に『解決!空き家問題』(ちくま新書)などがある。
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総世帯数を大幅に上回る住宅がありながら、さらなる新築建設を推進する政策で、いずれ3軒に1軒は「空き家」になると言われている。新品を大量生産するのが良いことと考え、古いものに手間をかけるということを忘れてきた戦後日本。それが立ちゆかなくなった今、負の財産をお宝に転換できるひとがこれからの社会を作っていく。本書は空き家の現状と活用を阻む4つの要因を分析し、それを打開する試みを、3つの立地条件別に豊富な具体例で見ていく。活用の鍵となるの?ヘ「愛情」と「連携」。親が空き家を残しても、これでもう怖くない!
第1章 いずれは3軒に1軒が空き家?―現状と発生のメカニズム
第2章 空き家活用を阻む4要因―立地、建物、所有者、相談先
第3章 空き家活用3つのキーワード―収益性、公益性、社会性
第4章 大都市・地方都市の一等地―収益性優先の活用
第5章 立地に難ありの都市部・一部農村―公益性優先の活用
第6章 農村・地方都市―行政主体、社会性優先の活用
第7章 空き家を発生させないために―孤立死予備軍は空き家予備軍?
第8章 自分事としての空き家問題―買う時、残す時、受け取った時
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