藤生明
( ふじう・あきら )1967年生まれ。91年、朝日新聞社入社。長崎支局、筑豊支局などをへて、AERA編集部へ。10年余り在籍し、記者・デスクとして石原都政、右派言論のほか、創価学会などの宗教分野を重点的に取材。大阪社会部で「橋下現象」を取材した後、2014年からは東京社会部で専門記者として「右派全般」を担当。現在、編集委員を務める。著書に『ドキュメント 日本会議』(ちくま新書)がある。
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改憲勢力の枢要な一角を占める日本会議。いまだ謎を残すこの組織は、八〇年代以降、領土や教育、靖国、国家像などに関する保守派の運動に、事あるごとに関わってきた。会員約四万人を擁し、全国各地に地方支部を築くに至ったこの組織は、どのように形成され、いかなる戦略によって国政に関与し、どこへ行こうとしているのか?関係者への丹念な取材と、膨大な一次資料によって、日本会議の真実に迫る!
第1章 発端―打倒全学連
第2章 転機―三島事件の衝撃と脱教祖
第3章 「神聖なる国家」という思想
第4章 教育「正常化」運動―憲法改正の前哨戦
第5章 靖国神社「国家護持」
第6章 日本会議、結成
第7章 揺れる思想
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