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ちくま新書

ヨーロッパ 繁栄の19世紀史

——消費社会・植民地・グローバリゼーション

第一次世界大戦前のヨーロッパは、イギリスを中心に空前の繁栄を誇っていた。奴隷制、産業革命、蒸気船や電信の発達……その栄華の裏にあるメカニズムに迫る。

定価

902

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07148-4

Cコード

0222

整理番号

1335

2018/06/05

判型

新書判

ページ数

256

解説

内容紹介

第一次世界大戦前、イギリスを中心にヨーロッパは空前の繁栄を誇っていた。蒸気船が大洋を駆け巡り人や物資を運び、電信が普及、グローバリゼーションが急速に進展し、富がヨーロッパに集中したのである。また、この時期に人々の生活水準が上昇、市民社会が形成され、余暇も誕生した。しかし、そのような繁栄の裏には、搾取され続けた植民地と、奴隷にされた人々の犠牲があった。本書は、そのようなヨーロッパの光と闇の両面を描き出す。

目次

序章 ベルエポックの光と闇
第1章 一体化する世界
第2章 工業化と世界経済
第3章 労働する人々
第4章 余暇の誕生
第5章 世界支配のあり方
終章 長き歴史のなかで

著作者プロフィール

玉木俊明

( たまき・としあき )

玉木 俊明(タマキ・ トシアキ) 1964年、大阪市生まれ。同志社大学大学院文学研究科(文化史学専攻)博士後期課程単位取得退学。現在、京都産業大学経済学部教授。専門は近代ヨーロッパ経済史。著書に『ヨーロッパ覇権史』『ヨーロッパ 繁栄の19世紀史』(ちくま新書)、『近代ヨーロッパの誕生』『海洋帝国興隆史』(講談社選書メチエ)、『〈情報〉帝国の世界史』(講談社現代新書)、『近代ヨーロッパの形成』(創元社)、『ダイヤモンド 欲望の世界史』(日本経済新聞出版社)など多数。訳書にヤコブ・アッサ『過剰な金融社会』(知泉書館)などがある。

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