ちくま新書

日本経済の死角
─収奪的システムを解き明かす
河野龍太郎
著
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第二次大戦後、ヨーロッパ諸国は「和解」に向け歩んできた。だが、現在は自国中心主義勢力が各国で拡大し、英独仏ロによる「大国の時代」が復活しつつある。この危機の本質を理解するには、これまでの七十数年の歴史を繙かねばならない。福祉国家の成立とその行き詰まり、新自由主義時代の到来と東欧革命、エスニシティの噴出、グローバル化の進展、財政危機や難民問題、反EUなど現在の危機に至るまで、国際関係のみならず各国の内政との関わりからも描き出す決定版ヨーロッパ史。
序章 「和解の時代」から「大国の時代」へ
第1章 戦後和解と冷戦の時代(一九四五年?一九五〇年代)
第2章 繁栄から叛乱の時代へ(一九六〇年代)
第3章 石油危機と低成長の時代(一九七〇年代)
第4章 新自由主義の時代(一九八〇年代)
第5章 冷戦後の世界(一九九〇年代)
第6章 グローバル化の時代(二〇〇〇年代)
終章 現代のヨーロッパ
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