ちくま新書

日本経済の死角
─収奪的システムを解き明かす
河野龍太郎
著
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史上最悪の抗争といわれる山一抗争での山口組四代目組長暗殺。そして平成とともに誕生した五代目山口組。時あたかもバブル経済。その裏仕事を請け負って跳梁跋扈した金満ヤクザ。しかし、その反動は大きく暴力団対策法が制定され、ヤクザ社会は厳しい時代を迎える。ヤクザにとって平成の時代は天国で始まり、地獄で終わったといえる。この間に起きた、宅見若頭暗殺事件、暴力団排除の強化、そして分裂などを、元顧問弁護士の立場から解き明かす。
序章
第1部 平成前夜 五代目山口組誕生まで(ヤクザという“生き方”
山口組保守本流の系譜と伝統
田岡の死と山口組の混乱期 ほか)
第2部 五代目山口組 平成前期(1989?2005)(空前のバブル経済と五代目山口組
民暴が激変させた社会環境
ヤクザ社会を変貌させた「暴対法」 ほか)
第3部 六代目山口組 平成後期(2005?2019)(六代目体制の幕開け
平和共存への希求
戦争と平和 ほか)
終章
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