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内容紹介
他者の行為の動機をどうすれば理解できるか。これこそがヴェーバー思想の核心だ。主要著作を丹念に読み解き、それらを貫く論理を明らかにする画期的入門書。
目次
第1章 ヴェーバー理解社会学の誕生(動機の理解に関心を寄せる
なぜ理解を方法とするのか―二つの流出論批判の意味
理解はどうして可能なのか―解明的理解への道を開く
理解を学問方法にまで鍛える)
第2章 理解社会学の最初の実践例―『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を読む(理解社会学の起動
「資本主義の精神」の解明的理解―理解社会学の「問題の立て方」
「禁欲」の動機理解―プロテスタンティズムの価値分析
禁欲と資本主義の精神―その帰結から始まる問い)
第3章 理解社会学の仕組み―『経済と社会』(『宗教ゲマインシャフト』)を読む(理解社会学の基礎論としての『経済と社会』
基礎概念の編成―行為と秩序の緊張
『宗教マインシャフト』の成り立ち
宗教倫理への問いを定位する―救済宗教への視覚)
第4章 理解社会学の展開―『世界宗教の経済倫理』を読む(比較宗教社会学への展開
「物象化」という問題視角
儒教とピューリタニズム
普遍史的関心の射程)
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