設楽博己
( したら・ひろみ )1956年、群馬県生まれ。1978年、静岡大学人文学部卒業。1986年、筑波大学大学院歴史人類学研究科博士課程単位取得退学。国立歴史民俗博物館・駒澤大学・東京大学を経て、東京大学名誉教授。博士(文学)。著書に『弥生再葬墓と社会』(塙書房、2008年)、『縄文社会と弥生社会』(敬文舎、2014年)、『弥生文化形成論』(塙書房、2017年)、『顔の考古学』(吉川弘文館、2021年)、共著に北条芳隆編『考古学講義』(ちくま新書、2019年)他多数。
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縄文から弥生へ人々の生活はどのように変化したのか。農耕、漁撈、狩猟、儀礼、祖先祭祀、格差、ジェンダー、動物表現、土器という九つの視点から比較する。
1 経済活動の基本原理(縄文農耕と弥生農耕―レプリカ法で探る
二つの漁撈と海人集団の役割
山と里の狩猟民)
2 ライフヒストリーと社会(通過儀礼の変容―耳飾り・抜歯・イレズミ
祖先祭祀の三つの形―縄文と弥生の死生観
不平等と政治の起源)
3 文化の根源・こころの問題(土偶が映す先史のジェンダー―男女別分業と共同参画の起源
立体と平面―動物表現にみる世界観
縄文土器と弥生土器
弥生のなかの縄文)
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