菅野久美子
( かんの・くみこ )菅野久美子(かんの・くみこ)性と死をみつめるノンフィクション作家。1982年、宮崎県生まれ。大阪芸術大学芸術学部映像学科卒。著書に『家族遺棄社会 孤立、無縁、放置の果てに。』(角川新書)『超孤独死社会 特殊清掃の現場をたどる』(毎日新聞出版)『孤独死大国 予備軍1000万人時代のリアル』(双葉社)『事故物件めぐりをしてきました』(彩図社)などがある。また、生きづらさ、女性の性をテーマにした記事やエッセイを、各種web媒体にて精力的に執筆している。
loading...
女性の社会進出が進む中、男女ともに未婚率が上がり、性交未経験の割合も増加している。そして女性たちの性のありようも多様化している。「30歳になって処女は重かった」と語る女性会社員、DVに悩みセックスレスの既婚女性、SMに魅了される女性、ストリップに号泣する若い女性たち。利用する女性たちだけでなく、サービスを提供する店や人々への取材を通して、性に対する多種多様な欲望や風俗に通う動機を探り、女性たちが求めているもの、そして手にしたものは何だったのかを探る。
まえがき 買う女たちの背景に何があるのか
第1章 処女と女性用風俗
第2章 妻として母としての人生では満たされない欲望
第3章 女風を提供する人々の思い
第4章 セラピストたちの思い
巻末対談 「同じ世界に入る」ことの享楽(宮台真司
菅野久美子)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。