サトウタツヤ
( さとうたつや )1962年生まれ。立命館大学総合心理学部教授/学部長(24年度まで)。専門は文化心理学、心理学史。主な著書に『臨床心理学史』(東京大学出版会)、『心理学の名著30』(ちくま新書)、『日本における心理学の受容と展開』(北大路書房)、『文化心理学』ちとせプレス、編著に『TEMではじめる質的研究』誠信書房、共著に『法と心理学への招待』有斐閣、『質的研究法マッピング』(新曜社)など多数。
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近代心理学が成立した一九世紀末、ウィトマーは『臨床心理学雑誌』を創刊し、医学と異なる専門領域である臨床心理学の必要性を宣言する。精神分析は臨床心理学にどのような影響を与えたのか、自閉症という概念はどのように変化してきたのか、そして日本の臨床心理学はどのような道をたどってきたのか。臨床心理学の歴史と展開の百数十年を概観し、現代の心理実践を考えるための一冊。
第1章 臨床心理学の成立まで
第2章 成立後の臨床心理学
第3章 臨床心理学の多彩な展開
第4章 臨床心理学の成熟
第5章 臨床心理学の新展開
第6章 日本の臨床心理学史
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