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ちくま新書

ルポ 動物園

15年間の取材、750回の連載執筆で見えたもの。

共同通信の記者が全国をまわって考えた、動物園・水族館の過去、現在、そして未来。

定価

1,034

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07518-5

Cコード

0245

整理番号

1695

2022/11/08

判型

新書判

ページ数

288

解説

内容紹介

二〇〇八年に著者は、日本各地の動物園・水族館にいる、動物と動物に関わるひとびとを訪ねる連載をスタートさせる。「動物園とは動物を収集・飼育・展示する施設である」この定義から導かれる、動物園の持つ原罪とは何か。動物園のメディアとしての特性は何か。動物を擬人化してもいいのか。飼育係は、どのように動物と関わるのか。共同通信の記者が全国をまわって考えた、動物園の過去、現在、そして未来。

目次

はじめに 生きものスルーから「生きもの大好き」へ

第1章 動物園へ行く
増井光子さんの拒否から始まった
連載をスタートする
昆虫園で問いを突き付けられる

第2章 動物園を知る
動物園とは何か
正当化するための「四つの役割」
ゾウのシンポジウムから広がる出会い

第3章 動物園で学ぶ
『かわいそうなぞう』の虚構と真実
カリスマとノンカリスマ
「擬人化」の二つの方向性
擬人化が開く回路

第4章 動物園で考える
アニマルウェルフェアとは何か
ウェルフェアの傘を広げたい
消えていいのか「命の博物館」

著作者プロフィール

佐々木央

( ささき・ひさし )

共同通信社記者。立教大学社会学部兼任講師。青森県生まれ。早稲田大学法学部卒、1982 年共同通信入社。2008年より、「生きもの大好き」の連載をスタート。以降、動物園・水族館の取材を続けている。著書に『未来なんか見えない――自傷する若者たち』(共同通信社、2002 )、編著書に『18・19歳非行少年は、厳罰化で立ち直れるか』(現代人文社、2021)、『岐路から未来へ』(柘植書房新社、2015)がある。

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