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ちくま新書

戦争と平和の国際政治

元外交官の著者が、国際政治がどんな原理で動いているのか、その本質を探り、ウクライナ後のこと、中国の動き、日本も含め予想されるホットスポットに迫る。

定価

1,265

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07520-8

Cコード

0231

整理番号

1696

2022/11/08

判型

新書判

ページ数

400

解説

内容紹介

東京大学名誉教授で元外交官の著者が、国際政治を理論と実務の双方から論じた概説書である。国際政治の原理を論じ、その本質を明らかにした上で、日本周辺の危機を読み解き、ウクライナ戦争の意味と国際秩序の変動を論じる。終章では危機の行方を展望する。世界は「一〇〇年に一度の大変局」(習近平国家主席)の時代に突入した。長年外交の一線に携わり、その後東京大学で教鞭をとった著者が、実務と理論の両面から国際政治の本質を明らかにし、その上で日本周辺の危機を読み解き、ウクライナ戦争の意味と国際秩序の変動を論じる。米中対立で不透明感を増す日本の平和と繁栄をどう維持して行くか、国家生存の課題を問い直す。

目次

序章 ロシアによるウクライナ侵攻の衝撃
第1章 国際政治の座標軸―パワー・利益・バランス
第2章 カギを握る戦略とインテリジェンス
第3章 日本を取り巻く危機―尖閣諸島、南シナ海、台湾海峡、朝鮮半島
第4章 プーチンの戦争
第5章 国際秩序の変容
終章 危機の行方

著作者プロフィール

小原雅博

( こはら・まさひろ )

小原雅博(こはら・まさひろ):博士(国際関係学)。東京大学卒、UCバークレーにて修士号取得。1980 年に外務省に入り、アジア大洋州局審議官、在シドニー総領事、在上海総領事を歴任後、2015年に東京大学大学院法学政治学研究科教授に就任。2021年東京大学を定年退職。現在東京大学名誉教授の他、名城大学など複数の大学で特任教授や客員教授を務め、海外では復旦大学(上海)客員教授も務める。10MTVで「大人のための教養講座」を担当するほか、企業のアドバイザーも務める。著書に、『国益と外交』『東アジア共同体』(共に日本経済新聞社)、『境界国家論』(時事通信社)、『日本の国益』(講談社)、『大学4年間の国際政治学が10時間でざっと学べる』(KADOKAWA)、『コロナの衝撃-感染爆発で世界はどうなる?』『東大白熱ゼミー国際政治の授業』『チャイナジレンマ』(ディスカヴァー携書)、『日本走向何方』(中信出版社)、『日本的選択』(上海人民出版社)他多数。

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