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ちくま新書

東アジア現代史

近代化以降の東アジア地域を世界史の中で一望する、決定版通史

日中韓を擁する東アジア世界の近代化は鎖国の終焉と共に始まった。植民地化と二度の大戦を経て、今も冷戦構造が残る。少子化や安全保障問題に続く歴史を総覧する。

定価

1,540

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07667-0

Cコード

0222

整理番号

0

2025/01/08

判型

新書判

ページ数

512

解説

内容紹介

鎖国から植民地化、幾度もの戦争を経て今なお残る冷戦構造──
近代化以降の東アジア地域を世界史の中で一望する、決定版通史!

「日本」「中国」「朝鮮」諸国を擁する東アジア世界は「鎖国」の終焉と共に近代化を迫られた。西洋列強の外圧の中で、植民地化や二度の大戦を経て、二一世紀の現代、劇的なまでの経済発展を達成している。一方で中国と朝鮮半島には今なお冷戦構造が残り、約二百年にわたるこれまでの歴史は、少子高齢化や安全保障にかかわる難問を投げかけている。協調と衝突を繰り返し突き進んできた過去を振り返り、未来につなげるための一冊。
『日中関係の基本構造──2つの問題点・9つの決定事項』『新訂 現代東アジアの政治と社会』を基礎とし、大幅に加筆。

目次

はじめに
第1章 東アジアの地域的特徴
第2章 明治維新から日清戦争へ
第3章 韓国併合・辛亥革命と東アジアの変動
第4章 第一次世界大戦・ロシア革命と東アジア
第5章 日中戦争への道
第6章 日中戦争
第7章 太平洋戦争
第8章 東アジアの終戦と戦後処理
第9章 中国の内戦と朝鮮戦争
第10章 日本の高度成長と東アジア
第11章 日中国交正常化と東アジア国際関係の変容
第12章 東アジアの経済発展
第13章 共通化する少子高齢化問題
第14章 教育・格差問題
第15章 対立と共存関係の行方
おわりに

著作者プロフィール

家近亮子

( いえちか・りょうこ )

家近 亮子(いえちか・りょうこ):1954年生まれ。敬愛大学国際学部特任名誉教授・放送大学客員教授。慶應義塾大学文学部東洋史学科・慶應義塾大学法学部政治学科卒業。慶應義塾大学法学研究科政治学専攻博士課程修了、博士(法学)。文部科学省教科用図書検定調査審議会委員などを経て現職。著書に『蒋介石と南京国民政府――中国国民党の権力浸透に関する分析』(慶應義塾大学出版会、2002年)、『日中関係の基本構造――2つの問題点・9つの決定事項』(晃洋書房、2003年)、『蒋介石の外交戦略と日中戦争』(岩波書店、2012年、第8回樫山純三賞受賞)、『現代東アジアの政治と社会』(放送大学教育振興会、2020年)、共著に『5分野から読み解く現代中国――歴史・政治・経済・社会・外交 新版』(晃洋書房、2016年、『日中戦争と中ソ関係――1937年ソ連外交文書邦訳・解題・解説』(東京大学出版会、2018年)などがある。

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