宮﨑雅人
( みやざき・まさと )宮﨑 雅人(みやざき・まさと):1978年生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。博士(経済学)。現在、埼玉大学学術院教授。専門は、財政学・地方財政論。著書に『自治体行動の政治経済学』(慶應義塾大学出版会、2018年)、『収縮経済下の公共政策』(四方理人・田中聡一郎との共編著、慶應義塾大学出版会、2018年)、『地域衰退』(岩波新書、2021年)など。
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いま、この、地域のために何ができるのか。
――本当の課題は何か?
――誰のための対策か?
目を覆いたくなるほど、地域が衰退している。
高齢化が進み、子供も減った。基盤産業も失われ、病院やスーパーマーケットさえ消えていく町から、さらに人がいなくなる。
この悪循環を食い止め、みんなにとっての豊かで幸せな暮らしを実現するには、どうしたらいいのか。
インバウンドの増加とサービス業の低賃金にたよる「観光立国」路線でも、地域ごとに異なるリソースの差を度外視した夢見がちな「先端産業育成」路線でもなく、本当に持続可能な日本の未来を理論に基づき提示する。
「地域衰退」は、こうしたら止められる。
第1章 日本経済の衰退
第2章 「観光立国」路線の政治経済学
第3章 地域産業政策の理論と実践
第4章 協力と競争の地域経済
第5章 今後の地域経済政策の方向性
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