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定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09174-1

Cコード

0110

整理番号

-3-1

2008/11/10

判型

文庫判

ページ数

480

解説

内容紹介

プラトン、トマス・アクィナス、カント、ヘーゲル、ハイデッガー、デリダなど西洋の偉大な哲学者たちを個々に取り上げ、彼ら自身の言葉(命題)から、その思想を分析し紹介する。例えば、カントの命題は「ひとは、哲学を学ぶことはできず、哲学することを学びうるのみである」。その思想の核心を目指し、掘り出した根源となる言葉は、真に迫り、私たちを思索の世界に誘う。52の命題を選び哲学者を紹介するのは、現代日本を代表する思想家研究者。本書は西洋哲学の流れが見える概論であり、個々の思想家研究の手引きでもある。文庫化にあたり熊野純彦による「レヴィナス」の項を追加。

目次

古代ギリシアの哲学―宇宙と魂の原理
ヘレニズム・ローマの哲学
中世・ルネサンスの哲学
近代哲学―科学精神と内面性
イギリス市民哲学の流れ
啓蒙主義とドイツ観念論
生と実存の哲学
認識と経験
現象学と解釈学
科学への反省
社会哲学の原点と展開

著作者プロフィール

坂部恵

( さかべ・めぐみ )

1936年、神奈川県生まれ。1959年、東京大学文学部哲学科卒業。1965年、同大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。国学院大学専任講師、東京都立大学助教授、東京大学助教授、同教授、桜美林大学教授を経て、現在は東京大学名誉教授。1976年、『仮面の解釈学』(東京大学出版会)で山崎賞受賞。1986年、主に『和辻哲郎』(岩波書店)の業績により、サントリー学芸賞受賞。2002年、紫綬褒章受章。その他の著書に『鏡のなかの日本語』(筑摩書房)、『坂部恵集 全5巻』(岩波書店)、『カント』(講談社)など多数。

加藤尚武

( かとう・ひさたけ )

1936年、神奈川県生まれ。東京大学助教授、同教授、桜美林大学教授を経て、現在は東京大学名誉教授。カントの研究で知られる。2002年、紫綬褒章受章。著書に『鏡の中の日本語』(筑摩書房)、『坂部恵集 全5巻』(岩波書店)、『ロールズ 哲学史講義』(みすず書房)、『カント』(講談社)など。

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