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ちくま文庫

芝居の神様

——島田正吾・新国劇一代

定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42822-6

Cコード

0174

整理番号

-25-2

2011/04/06

判型

文庫判

ページ数

448

解説

内容紹介

戦前から戦後にかけて大衆娯楽の殿堂であった新国劇の看板役者であり、勝新太郎、六世歌右衛門、十八代勘三郎ら映画・歌舞伎の名優たちが認め、敬愛した名優の中の名優、島田正吾。九十六歳まで舞台に立ち続け、伝説のひとり芝居「白野弁十郎」を演じ続けたその生涯を、師匠澤田正二郎、盟友辰巳柳太郎、後輩緒形拳、座付き作者池波正太郎らとの逸話、名台詞と共に辿る。

目次

白野弁十郎
国定忠治
沓掛時次郎
関の弥太っぺ
瞼の母
一本刀土俵入
人生劇場・青春篇
王将・前篇
殺陣師段平
遠い一つの道
太閤記
同期の桜
風林火山
王将・後篇
人生劇場・残侠編
荒川の佐吉
白野弁十郎・尼寺の場

著作者プロフィール

吉川潮

( よしかわ・うしお )

1948年、茨城県生まれ。立教大学経済学部卒。作家。演芸評論家。落語立川流顧問。1996年、『江戸前の男─春風亭柳朝一代記』(新潮社)で新田次郎文学賞受賞。主な著書に『江戸っ子だってねえ─浪曲師廣澤虎造一代』『浮かれ三亀松』『本牧亭の鳶』(すべて新潮社、ランダムハウス講談社文庫)『完本・突飛な芸人伝』(河出文庫)『戦後落語史』(新潮新書)『人生、成り行き─談志一代記』(共著 新潮文庫)等がある。

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