ちくま文庫
新版 思考の整理学
外山滋比古
著
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同じ「芝浜」は一つとしてない。志ん生、文楽、圓生ら昭和の名人から、志ん朝、談志、さらには小三治、談春、一之輔など現役トップの落語家まで、彼らは「古典落語」の代表的演目を分析し、アレンジを加え、ときに解体もしながら、どう演じてきたのか。演目の進化から落語の〈本質〉に迫る、画期的落語評論。文庫化にあたり、「死神」「居残り佐平次」「子別れ」についての書き下ろしを増補。
第1章 芝浜(耳で聴く文学作品―三木助
ドラマティックな感情の注入―談志 ほか)
第2章 富久(愛すべき幇間―文楽
効果的な第三者目線―志ん生 ほか)
第3章 紺屋高尾と幾代餅(瓶のぞきの後日談―圓生
ロマンティックな恋―談志 ほか)
第4章 文七元結(テキストとしての速記―圓朝
演劇的リアリズムの誕生―圓生 ほか)
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