織田作之助
( おだ・さくのすけ )織田作之助(おだ・さくのすけ):1913年大阪市生まれ。同人雑誌「海風」を青山光二らとともに発行。39年「俗臭」が芥川賞候補、翌年「夫婦善哉」が改造社の第一回文藝推薦作となる。戦後は当時の世俗を活写した短編「世相」で無頼派作家として売れっ子に。「土曜夫人」執筆中喀血、47年逝去。
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ああこの女は身投げするに違いない──南紀白浜で遭遇した奇妙な関係の男女をめぐる心理を描いた小説第一作「ひとりすまう」、急死した一度会ったきりの許嫁のもとに駆け付ける二十歳の女性を通して人情と運命の厳しさを描く「許嫁」など全十八編。徹底して生を肯定し、戦中戦後を疾走した無頼派・織田作の新たな魅力を堪能できる、文庫未収録作品を中心とした傑作集。
編者解説 重里徹也
カバーデザイン 芦澤泰偉
ひとりすまう/探し人/写真の人/立志伝/家風/航路/許嫁/大人の童話/事始め/婦人/周囲/訪問客/見世物/奇妙な手記/饗宴/冴子の外泊/影絵/死神