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シリーズ・全集

医心方 巻十三 虚労篇

疲労回復、潤いある美肌や精力増強剤の処方、不眠と嗜眠、結核による多様な病歴等々の治療法など先人たちの驚くべき知恵。茶の薬用や陶淵明、玄宗勅撰の医書からの引用も。

定価

23,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-50523-1

Cコード

3347

整理番号

2010/07/22

判型

菊判

ページ数

272

解説

内容紹介

釈尊時代の最高栄養剤・蘇蜜煎、美肌、疲労回復、精力増強などの処方、鬱による不眠と嗜眠の治療法、結核の古代の名称と当時の理論、さまざまな治療法などを29文献から撰集。玄宗皇帝勅撰の医書や陶淵明、釈迦の医師耆婆の処方等々、先人の知恵には学ぶべき点が多い。

目次

虚労、五労、七傷の治療法
虚労による衰弱の治療法
虚労による夢精の治療法
虚労尿精(滑精)の治療法
虚労のため、精液中に血が混ざるものの治療法
虚労による精液減少の治療法
虚労による不眠症の治療法
昏塞(鬱)による嗜眠症(過眠症)の治療法
虚汗(重篤な発汗)の治療法
陽虚による盗汗(寝汗)の治療法
風熱感冒による発汗の治療法
(肝と心が)邪に傷つけられ、血の汗が出るものの治療法
伝屍病(慢性消耗聖性伝染病、結核など)の治療法
骨蒸の治療法
肺痿の治療法

著作者プロフィール

槇佐知子

( まき・さちこ )

静岡県生まれ。古典医学研究家。日本医史学会会員。日本最古の医学全書『医心方』と『大同類聚方』の研究に取り組み、独学で現代語に全訳。『全訳精解大同類聚方』の刊行により、1986年に菊池寛賞を、87年にエイボン功績賞を受賞。瀧井孝作の推薦で創作も発表している。著書に『医心方の世界』『日本昔話と古代医術』『自然に医力あり』『日本の古代医術』『くすり歳時記』などがある。『医心方全訳精解』全30巻を逐次刊行中。

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