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シリーズ・全集

医心方 巻十七 皮膚病篇

世界的文化財・国宝「医心方」 《画期的「皮膚病篇」》 33年を費していま甦る古代の知恵

「皮膚は内臓の鏡」――消化不良や便秘でも異変が表出するが、糖尿病や悪性腫瘍、心臓・肝臓・腎臓などの病気からも症候が現れる。先人たちの皮膚病治療に学ぶ。

定価

20,900

(10%税込)
ISBN

978-4-480-50527-9

Cコード

3347

整理番号

2007/01/25

判型

菊判

ページ数

276

解説

内容紹介

現代医療でも治療困難な皮膚病と、古代人は如何に戦ってきたか。0.3ミリのヒゼンダニの存在を裸眼で確認したり、洗浴、瀉血、排膿、切断、灸、罨法、塗布薬、内服薬など工夫をこらした。現代医療に通じるものや『ヨブ記』の灰治療に共通するもの、梅毒の定説を覆す記述等々を満載。

目次

丹毒瘡の治療法
癬瘡の治療法
疥瘡(疥癬)の治療法
悪瘡の治療法
熱瘡の治療法
夏の熱沸爛瘡(あせも)の治療法
浸淫瘡(黄色腫)の治療法
王爛瘡(王灼瘡、洪燭瘡)の治療法
反花瘡の治療法
月蝕瘡(旋瘡)の治療法〔ほか〕

著作者プロフィール

槇佐知子

( まき・さちこ )

静岡県生まれ。古典医学研究家。日本医史学会会員。日本最古の医学全書『医心方』と『大同類聚方』の研究に取り組み、独学で現代語に全訳。『全訳精解大同類聚方』の刊行により、1986年に菊池寛賞を、87年にエイボン功績賞を受賞。瀧井孝作の推薦で創作も発表している。著書に『医心方の世界』『日本昔話と古代医術』『自然に医力あり』『日本の古代医術』『くすり歳時記』などがある。『医心方全訳精解』全30巻を逐次刊行中。

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