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シリーズ・全集

医心方 巻二B 鍼灸篇Ⅱ

——施療

紀元前から唐代での鍼灸治療を『医心方』で読み解く。九鍼の役割、禁止事項、天文との関係、もぐさの形状、鳩摩羅什訳『耆婆脈决』からの引用まで、貴重な資料満載。

定価

23,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-50542-2

Cコード

3347

整理番号

2008/07/24

判型

菊判

ページ数

312

解説

内容紹介

来診者の徒歩・乗り物の種類に応じた待ち時間、感情の起伏や消化時間と鍼灸の是非、男女・年齢・体質による鍼灸の工夫、灸の点火法の貴重なデータ等の実用例から鳩摩羅什が医書を訳した証明まで。陰陽道、天文、易と鍼灸、九九の歴史に新たな資料となる記述があり各分野必見の書。

目次

第2章 背〓(ゆ)の取り方についての諸家の学説
第3章 針の禁止事項
第4章 灸の禁止事項
第5章 鍼による治療例
第6章 灸による治療例
第7章 針灸と服薬の吉日と凶日
第8章 人体における神の所在のきまり
第9章 天医、扁鵲、天徳の所在の法則
第10章 月殺、厄月、衰日の法則
第11章 もぐさの製法、点火法、灸治療のときの呪文について
第12章 明堂図について

著作者プロフィール

槇佐知子

( まき・さちこ )

静岡県生まれ。古典医学研究家。日本医史学会会員。日本最古の医学全書『医心方』と『大同類聚方』の研究に取り組み、独学で現代語に全訳。『全訳精解大同類聚方』の刊行により、1986年に菊池寛賞を、87年にエイボン功績賞を受賞。瀧井孝作の推薦で創作も発表している。著書に『医心方の世界』『日本昔話と古代医術』『自然に医力あり』『日本の古代医術』『くすり歳時記』などがある。『医心方全訳精解』全30巻を逐次刊行中。

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