赤坂憲雄
( あかさか・のりお )赤坂 憲雄(あかさか・のりお):1953年生まれ。学習院大学教授。福島県立博物館館長。東北学を提唱し、九九年『東北学』を創刊。『柳田国男を読む』『排除の現象学』『異人論序説』『遠野物語へようこそ』『結社と王権』『境界の発生』『東北学/忘れられた東北』『岡本太郎の見た日本』(ドゥマゴ文学賞・芸術選奨文部科学大臣賞受賞)『東西/南北考』3・11から考える「この国のかたち」』(新潮選書)等著書多数。
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『遠野物語』は、ものすごくゆたかで鮮やかな世界を秘めている。河童の子を産む女に、馬と恋に落ちた女、狼との死闘、神隠し、座敷わらし、山男、臨死体験、姥捨て…。不思議な物語を読み解き、そのおもしろさの秘密に迫る。
はじめに 『遠野物語』の誕生
第1章 始まりを語る神話
第2章 山からの呼び声
第3章 神隠し
第4章 家の盛衰
第5章 鉄とメスオオカミの一騎討ち
第6章 河童の子を産む女
第7章 山中のマヨイガに行く
第8章 馬と女との恋物語
第9章 魂のゆくえ
第10章 姥捨て
おわりに 物語を豊饒に読みほどくために
『遠野物語へようこそ』のなかで以下の間違いがありました。
たいへん申し訳ございませんでした。
お詫びして訂正させていただきます。
11ページ 地図
(誤)土宮守
(正)上宮守
(誤)二里山
(正)二郷山
31ページ 後ろから4行目~
(誤)夜中に目覚めた姉娘が、いちばん下の娘の胸に
(正)夜中に目覚めた末娘が、姉娘の胸に
31ページ 最終行
(誤)悪事をはたらいた姉娘が
(正)悪事をはたらいた末娘が
32ページ 初めから4行目
(誤)妹の胸にあった「霊華」は、
(正)姉の胸にあった「霊華」は、
33ページ 後ろから6行目~
(誤)花は妹のほうに咲いたが、先に目覚めた姉が横取りして、
(正)花は姉のほうに咲いたが、先に目覚めた末娘が横取りして、
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