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ちくまプリマー新書

環境負債

——次世代にこれ以上ツケを回さないために

定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-68881-1

Cコード

0240

整理番号

178

2012/05/07

判型

新書判

ページ数

192

解説

内容紹介

今の大人は大量のecological debtつまり、環境破壊の「ツケ」を、次世代に回している。本書はこの「世代間格差」の全容を明らかにし、若い人たちが受け継ぐ地球の姿を克明に浮かび上がらせる。環境問題の過去・現在・未来を、この一冊からみつめよう。

目次

第1章 積み重なる環境負債
第2章 破れた地球の宇宙服―成層圏のオゾン層
第3章 厚くなる地球の毛布―深刻化する温暖化
第4章 生き物が住めない海―進む海洋の酸性化
第5章 失われる自然の恵み―生物多様性の減少
第6章 マグロやウナギが食べられなくなる?―漁業資源の「コモンズの悲劇」
第7章 アマゾンが砂漠になる?―止まらぬ森林破壊
第8章 広がる化学物質汚染―影響は次世代まで
第9章 環境負債を減らすには

著作者プロフィール

井田徹治

( いだ・てつじ )

1959年東京都生まれ。83年東京大学文学部卒、共同通信社に入社。つくば通信部などを経て91年、本社科学部記者となり現在に至る。2001年から04年まで、ワシントン支局特派員(科学担当)。現在、編集委員。環境と開発の問題を長く取材、気候変動枠組み条約締約国会議、ワシントン条約締約国会議、環境・開発サミット、国際捕鯨委員会総会など多くの国際会議も取材している。著書に、『生物多様性とは何か』『ウナギ』(ともに岩波新書)、『データで検証 地球の資源』(講談社ブルーバックス)、『サバがトロより高くなる日』(講談社現代新書)、『見えない巨大水脈 地下水の科学』(共著、講談社ブルーバックス)など多数。

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