上林暁
( かんばやし・あかつき )上林暁(かんばやし・あかつき):1902年、高知県生まれ。東京大学英文科卒業後、改造社に入社。初の短編集『薔薇盗人』を刊行後、作家生活へ入る。妻の病、戦争による生活環境の悪化をくぐりぬけ作品を発表し続ける。主な著作に「聖ヨハネ病院にて」「野」「春の坂」「星を撒いた街」などがある。「白い屋形船」で読売文学賞、「ブロンズの首」で川端康成文学賞を受賞。1980年逝去。
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小説二,昭和九~十四年。会社を退き、故郷で田舎生活を送りながら、私小説への道を切り拓いた、いわば作家的転機の時代。第二,第三の創作集『田園通信』『ちちははの記』を中心とした二十九篇を収録。
藁草履
覇府
馬の墓地
景色
竹藪の家
田園通信
郷土詩人
海の涅槃
神の子
払暁
波間
髪
野辺送り
烏の宿
町と祖母
胞衣壷
学校
大学生
高圓寺のをばさん
換気筒の影
安住の家
ちちははの記
風前の灯
寒鮒
離郷記
たらちね
花時
牧歌調
幼友達
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