上林暁
( かんばやし・あかつき )上林暁(かんばやし・あかつき):1902年、高知県生まれ。東京大学英文科卒業後、改造社に入社。初の短編集『薔薇盗人』を刊行後、作家生活へ入る。妻の病、戦争による生活環境の悪化をくぐりぬけ作品を発表し続ける。主な著作に「聖ヨハネ病院にて」「野」「春の坂」「星を撒いた街」などがある。「白い屋形船」で読売文学賞、「ブロンズの首」で川端康成文学賞を受賞。1980年逝去。
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“文学の歓びと苦しみ”に執念する作家がたどった軌跡の全貌。酒を過し、スランプに悩む。近くに仕事部屋を設け、この後久しく断続的に通う。本巻には、第十二創作集『嬬恋ひ』の一部、第十三、十四創作集『死者の声』『晩夏楼』を中心に十九篇収録。
女戒
夜霊
滞郷記
嬬恋ひ
娘に送る手紙
菊坂の家
擬宝珠庵
スケッチ・ブック
死者の声
筆と蝋燭
庭訓
奇縁
夜半の寝覚
忌日
出郷関
妙な偶然
酒徒ざんげ
晩夏楼
清福
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