上林暁
( かんばやし・あかつき )上林暁(かんばやし・あかつき):1902年、高知県生まれ。東京大学英文科卒業後、改造社に入社。初の短編集『薔薇盗人』を刊行後、作家生活へ入る。妻の病、戦争による生活環境の悪化をくぐりぬけ作品を発表し続ける。主な著作に「聖ヨハネ病院にて」「野」「春の坂」「星を撒いた街」などがある。「白い屋形船」で読売文学賞、「ブロンズの首」で川端康成文学賞を受賞。1980年逝去。
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過度の飲酒による生活の荒廃、不眠症から免れるため、時に仕事部屋へ通い、あるいは近郊に小旅行を試みたりする。第十五創作集『開運の願』を中心に二十六篇
襖一重
弔ひ鳥
古風
女の懸命
小さな蠣瀬川のほとり
子の消息
開運の願
雪安居
暮夜
女客
素話
更年期
結婚の祝辞
弁天町年代記
約束の家
母
草深野
道中記
故地
大阪駅にて
禁酒宣言
少女
いさかひ
銭は神
春寂寥
魔の夜
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