上林暁
( かんばやし・あかつき )上林暁(かんばやし・あかつき):1902年、高知県生まれ。東京大学英文科卒業後、改造社に入社。初の短編集『薔薇盗人』を刊行後、作家生活へ入る。妻の病、戦争による生活環境の悪化をくぐりぬけ作品を発表し続ける。主な著作に「聖ヨハネ病院にて」「野」「春の坂」「星を撒いた街」などがある。「白い屋形船」で読売文学賞、「ブロンズの首」で川端康成文学賞を受賞。1980年逝去。
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病後静養中のゆえ、禁酒の止むなきに至った昭和二十八~三十年の三年間。創作は数多く、「同病相憐」など、“病”を扱った作品も見られる。第十八創作集『入社試験』を中心に二十六篇収録。
同病相憐
ロマネスク
浴泉記
旧病院
泰作咄
赤犬の徒
村八分
病友
大懴悔
聖ヨハネ病院再訪
栄硯
三人姉妹
説教聴聞
死と少女
酒の戒め
着物について
糠味噌
伏字
インバネス
光明院の鐘の音
孤独人
子の世代
この世の見直し
卓上演説草稿
青畳
やもめ
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