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シリーズ・全集

上林暁全集11

——小説十一

定価

7,040

(10%税込)
ISBN

978-4-480-70461-0

Cコード

0393

整理番号

2001/04/09

判型

A5変判

ページ数

454

解説

内容紹介

“文学の歓びと苦しみ”に執念する作家がたどった軌跡の全貌。昭和三十~三十三年、この間、二度の帰郷。特に三十年のそれは、七年ぶり、病後はじめての帰省だけに感懐も深かったのだろうか、いわゆる“帰郷もの”が目立つ。第十九創作集『過ぎゆきの歌』を中心に二十四篇収録。

目次

初詣
猿飼村の小松さん
父母の膝下
岬の僧坊にて
夏野
和日庵
懸賞作家
四万十川べりの宿
揚雲雀
閭門に倚りて
桜貝
つつじを看る
武雄さん
田頭先生
過ぎゆきの歌
深山の清水
三十?N一昔
春の坂
良ちゃんの幻
絶食の季節
結構人
同窓会
四面館騒動
尋ネ人尋ね当る

著作者プロフィール

上林暁

( かんばやし・あかつき )

上林暁(かんばやし・あかつき):1902年、高知県生まれ。東京大学英文科卒業後、改造社に入社。初の短編集『薔薇盗人』を刊行後、作家生活へ入る。妻の病、戦争による生活環境の悪化をくぐりぬけ作品を発表し続ける。主な著作に「聖ヨハネ病院にて」「野」「春の坂」「星を撒いた街」などがある。「白い屋形船」で読売文学賞、「ブロンズの首」で川端康成文学賞を受賞。1980年逝去。

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