上林暁
( かんばやし・あかつき )上林暁(かんばやし・あかつき):1902年、高知県生まれ。東京大学英文科卒業後、改造社に入社。初の短編集『薔薇盗人』を刊行後、作家生活へ入る。妻の病、戦争による生活環境の悪化をくぐりぬけ作品を発表し続ける。主な著作に「聖ヨハネ病院にて」「野」「春の坂」「星を撒いた街」などがある。「白い屋形船」で読売文学賞、「ブロンズの首」で川端康成文学賞を受賞。1980年逝去。
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三十七年に再度の脳溢血に倒れ、右半身不随のまま創作活動を続ける。病床で書かれた「白い屋形船」は読売文学賞受賞。第二十一~二十四創作集『御目の雫』『迷ひ子札』『諷詠詩人』『白い屋形船』を中心に三十篇収録。
御目の雫
ほほゑましき結婚
とんと
番外番地からの手紙
美人画幻想
市中隠栖
狂院幻想
仕事部屋附近
近来の名文
お月さん
迷ひ子札
新年の客
女流書家
城ヶ島便り
目下帰省中
展墓の章
生家にて
大〓(エイ)の話
なれの果て伊豆を歩く女
去年の薔薇
諷詠詩人
小説青年社・その後
白い屋形船
野山
引越し
坪井立町の八百屋
母ハルエ
父イタロウ
包丁のあと
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