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シリーズ・全集

ミシェル・フーコー思考集成 1

——狂気 精神分析 精神医学

フーコーの理性批判〈前史〉と白熱の〈詩学〉テクストを収める。ビンスワンガー『夢と実存』への序論/心理学の歴史/父の〈店〉他。年譜付。

定価

5,720

(10%税込)
ISBN

978-4-480-79021-7

Cコード

1310

整理番号

1998/11/05

判型

A5判

ページ数

408

解説

内容紹介

出発点に輝く「ビンスワンガー『夢と実存』への序論」、「心理学の歴史」をはじめ「父の否」「侵犯への序言」など極限を問う批評まで、フーコーの理性批判前史と白熱の詩学テクストを収める。詳細年譜付。1954年?63年まで。

目次

ビンスワンガー『夢と実存』への序論
心理学の歴史 1850‐1950
科学研究と心理学
『狂気の歴史』初版への序
狂気は社会のなかでしか存在しない
アレクサンドル・コイレ『天文学革命、コペルニクス、ケプラー、ボレッリ』
ルソーの『対話』への序文
父の否(ノン)
カエルたちの叙事詩
ルーセルにおける言うことと見ること〔ほか〕

著作者プロフィール

ミシェル・フーコー

( ふーこー,みしぇる )

1926年フランス・ポワティエ生まれ。高等師範学校で哲学を専攻、ヨーロッパ各国の病院・研究所で精神医学を研究する。1969年よりコレージュ・ド・フランス教授。1984年没。主著に『精神疾患とパーソナリティ』『狂気の歴史』『臨床医学の誕生』『言葉と物』『知の考古学』『監視と処罰』『性の歴史』がある。

蓮實重彦

( はすみ・しげひこ )

1936年東京生まれ。60年東京大学仏文学科卒業。同大学大学院人文研究科仏文学専攻修了。65年パリ大学大学院より博士号取得。東京大学教養学部教授(表象文化論)、東京大学総長を歴任。東京大学名誉教授。仏文学にとどまらず、映画、現代思想、日本文学など多方面で精力的な評論活動を展開し続けている。著書に『表層批評宣言』『凡庸な芸術家の肖像』『映画の神話学』『シネマの記憶装置』『映画はいかにして死ぬか』『映画 誘惑のエクリチュール』『監督 小津安二郎〔増補決定版〕』『齟齬の誘惑』『映像の詩学』『『ボヴァリー夫人』論』『伯爵夫人』ほか多数。

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