樋口有介
( ひぐち・ゆうすけ )1950年群馬県生まれ。國學院大学文学部哲学科中退。劇団員、業界紙記者等を経て、88年『ぼくと、ぼくらの夏』でサントリーミステリー大賞読者賞を受賞。以後、「青春ミステリー」および純文学的な青春小説、中年探偵を主人公とした作品等を発表し続ける。90年『風少女』で直木賞候補となる。主な著書は『ぼくと、ぼくらの夏』(文春文庫)、『ともだち』(中公文庫)、『刺青(タトゥー)白書』『風少女』『彼女はたぶん魔法を使う』『初恋よ、さよならのキスをしよう』(創元推理文庫)、『枯葉色グッドバイ』(文春文庫)、『月への梯子』(文藝春秋)、『ピース』(中央公論新社)他多数。