梁石日
( やん・そぎる )梁石日(やん・そぎる):1936ー2024年。大阪生まれ。高校卒業後、さまざまな職を転々とした後、東京でタクシードライバーとなり10年間つとめる。その間に書いた『狂躁曲』でデビュー。同作は映画化もされた。1998年『血と骨』で山本周五郎賞受賞。著書に『夜を賭けて』『闇の子供たち』他多数。
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16歳で家出した輝雅は、船員になり、米軍のLST(上陸用舟艇)で軍事物資を積んで東南アジア各地を航海し、ヴェトナム戦争前夜、激戦のハイフォン港へフランス軍の救助に向かう。船を降りて様々な職業を転々とする輝雅の胸には、いつしか「画家になりたい。ニューヨークへ行きたい」という願いがきざしていた…。『血と骨』を凌ぐスケールとダイナミズムで描く、戦後日本の不屈の青春。
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