田口ランディ
( たぐち・らんでぃ )1959年東京生まれ。作家。2000年に初の長編小説『コンセント』が大きな話題を呼び、ベストセラーに。その後、『アンテナ』『モザイク』『富士山』などを発表。広島の原爆を取材した短編小説集『被爆のマリア』では、「戦後世代にとって原爆とは何か?」を問題提起した。以降、核エネルギーに関心を持ち、原子力の取材を続けている。
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この日記は一九九九年五月時点で、まったく無名であった田口ランディ、つまり私が、家事と育児と飲酒と旅行の合間に悪戦苦闘しながら小説を書いた一年間の日々の記録である。
一九九九年五月 世の中ってぐるぐるだなあ
一九九九年六月 長編小説なんて書けるかな
一九九九年七月 明日はいい日でありますように
メールマガジンより 神社でOSをアップデートする方法
一九九九年八月 肉体と精神は相似形なのだ
一九九九年九月 人生はまったりが大切である
メールマガジンより 自然をめぐるささいな出来事
一九九九年十月 歯が抜ける夢は転機の前触れ
メールマガジンより 臨界事故をめぐる元JCO社員との往復書簡
一九九九年十一月 縄文の見えない神々とアイヌ〔ほか〕
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