田口ランディ
( たぐち・らんでぃ )1959年東京生まれ。作家。2000年に初の長編小説『コンセント』が大きな話題を呼び、ベストセラーに。その後、『アンテナ』『モザイク』『富士山』などを発表。広島の原爆を取材した短編小説集『被爆のマリア』では、「戦後世代にとって原爆とは何か?」を問題提起した。以降、核エネルギーに関心を持ち、原子力の取材を続けている。
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いきなり人気作家になってしまった田口ランディ。旺盛な執筆活動と殺到する取材や原稿依頼。獅子奮迅する作家の日常をリアルタイムに記録した迫力満点の日記。
いっしょにダンスを踊りましょう
人は成長ではなく分裂する
空っぽはけっこう面白い
朦朧として妄想に耽る年の瀬
妄想を封じ込めるのは妄想なのだ
寝てる間にも物語がすすんでいく
表現者を慰労してはいかん
世界の回転が速くなっている
転機には禊が必要なのだ
至福と苦悩は双子の兄弟なのだ
私はいつも絶望しながら夢みている
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