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単行本

鈴木家の箱

『耳をすませば』のカントリーロードの詞は、どのようにしてできたのか。スタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫を父に持つ著者による、初めてのエッセイ集。

定価

1,980

(10%税込)
ISBN

978-4-480-81576-7

Cコード

0095

整理番号

2023/10/13

判型

四六判

ページ数

196

解説

内容紹介

『耳をすませば』のカントリーロードの詞は、どのようにしてできたのか。スタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫の娘である著者による、初めてのエッセイ集。

お詫びと訂正

鈴木麻実子『鈴木家の箱』について、編集製作上の不具合が見つかりました。それにともない、刊行を延期します。

当初の発売日:2023年10月2日(月)(2023年9月28日(木)配本)

延期後の発売日:2023年10月16日(月)(2023年10月13日(金)配本)

発売を楽しみにお待ちいただいている読者ならびに関係者の方々に、心からお詫び申し上げます。

スペシャルコンテンツ

……家でくつろいでいると宮﨑さんから電話がかかってきた。
宮﨑さんから電話がかかってくるなんて初めてのことで、恐る恐る電話に出た私に宮﨑さんは開口一番「なんであんな歌詞が書けたんですか?」と言った。
「なんで書いたんですか?」ではなく、「なんで書けたんですか?」と言ってくれたその言葉は、賞賛に聞こえた。
でも私は「ただ思い浮かんできたから」と答えるしかなかった。宮﨑さんは「うーん……うーん」と電話口で小さくうなり声をあげて「僕の作った歌詞を聞いてください」と言った。
「コンクリート・ロード どこまでも 森を伐り 谷を埋め……」と劇中で少し流れるあの歌を宮﨑さんが歌った。
「どう思いますか?」と自信なさげに聞く宮﨑さんに、「ひどいと思います」と正直に言った。
「そうですよね……」と少し落ち込んでいた様子だった。
「どうやったらあんな詩が書けるんですか?」ともう一度聞かれたけど、私にはやはり答えられなかった。
(「カントリー・ロードが生まれた日」より)

寄せられたコメント

一日、ギターを手に取って、考えるよりも前にカントリー・ロードを歌います。それで今日の気分と体調を測ります。わたしの居場所を毎日この曲に教えてもらっています。
──

米津玄師

さん
こんなことを書くなんて、親の顔が見てみたい。父より
──

鈴木敏夫

さん

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