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単行本

わたしもナグネだから

——韓国と世界のあいだで生きる人びと

韓国と世界のあいだの人生を聞きとる、他にはないノンフィクション

アメリカに渡った武闘家マスター・リー、中国朝鮮族の映画監督チャン・リュル、日本で出版社を始めたキム・スンボクほか、韓国と世界の間の人生を聞き、描く。

定価

2,090

(10%税込)
ISBN

978-4-480-81589-7

Cコード

0095

整理番号

2025/11/10

判型

四六判

ページ数

256

解説

内容紹介

歴史は容赦なく
人の時間には限りがある
だけど、自由と平和をあきらめてはいけないよ
そう教えてくれる
コリアンの旅人たち
――斎藤真理子


北朝鮮出身の元NATO軍軍医、アメリカに渡った韓国人武闘家、中国朝鮮族の映画監督チャン・リュル、日本で出版社「クオン」を始めたキムさん……
韓国と世界のあいだの人生を聞きとる、他にはないノンフィクション

===
「とにかく韓国の外に出たかった。そのほうが故郷に近づけるような気がしたのです」
(北朝鮮出身の元NATO軍軍医ドクター・チェ)

「ニューヨークでもソウルでも、街には孤独な人がとても多いのです」
(韓国で最初のシンガーソングライター ハン・デス)

「韓国もなかなかいい国になったよ」
(仁川で中華料理店を営む華僑の韓さん)

「民主主義の究極はその自由な社会にある」
(書店「チェッコリ」店主&出版社「クオン」社長キム・スンボク)

韓国を拠点に活動する著者が、海を渡ったコリアンや在韓の華僑たちに会い、話を聞き、個人史と韓国史・世界史の交差を描く。
===

目次

はじめに
放浪の医師 元NATO軍の軍医ドクター・チェ
徒手空拳のコリアン・ファイター 鞍山の老武道家マスター・リー
わたしもナグネだから 中国朝鮮族の映画監督チャ ン・リュルと東アジア
国境の島の梨畑 対馬に移住した韓さんの話
釜山のロシア人街 赤いカーディガンを着た女性、そしてビクトル・ツォイ
赤い牌楼はいつできたのか? 二人の老華僑とチャイナタウン
「幸福の国」を探す ハン・デスとオクサナの旅
民主主義のために、私たちは自由に生きる キム・スンボクと日本
おわりに

著作者プロフィール

伊東順子

( いとう・じゅんこ )

伊東 順子(いとう・じゅんこ):編集・翻訳業。愛知県生まれ。1990年に訪韓。翻訳・編集プロダクション運営。2017年に韓国を語らい・味わい・楽しむ雑誌『中くらいの友だち――韓くに手帖』を創刊。著書に『韓国 現地からの報告』(ちくま新書)、『韓国カルチャー』『続・韓国カルチャー』(集英社新書)など、訳書にイ・ヘミ『搾取都市、ソウル』(筑摩書房)、『韓国の今を映す、12人の輝く瞬間』(クオン)など、解説を担当したものにチョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房、斎藤真理子訳)がある。

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