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定価

4,180

(10%税込)
ISBN

978-4-480-84273-2

Cコード

0010

整理番号

2007/02/22

判型

A5判

ページ数

400

解説

内容紹介

“凡庸な悪”という恐怖。思考を停止してしまった世界で倫理は可能か?!アレント未公刊の遺稿、待望の刊行。

目次

プロローグ(ソニング賞受賞スピーチ)
第1部 責任(独裁体制のもとでの個人の責任
道徳哲学のいくつかの問題
アレントの『基本的な道徳命題』の異稿
集団責任
思考と道徳の問題―W・H・オーデンに捧げる)
第2部 判断(リトルロックについて考える
『神の代理人』―沈黙による罪?
裁かれるアウシュヴィッツ
身からでたさび)

著作者プロフィール

ハンナ・アーレント

( あーれんと,はんな )

ハンナ・アーレント(Hannah Arendt):1906-75 年。アメリカの政治理論家、思想家。ドイツの同化ユダヤ人家庭に生まれる。ハイデガーやヤスパースらに師事。1933 年、ナチスの迫害を逃れてフランスへ、1941 年にはアメリカに亡命。20 世紀の全体主義を生み出した人間の条件と対峙することを生涯の課題とした。著書に『全体主義の起原』『過去と未来の間』『エルサレムのアイヒマン』『精神の生活』など。

中山元

( なかやま・げん )

中山 元(なかやま・げん):1949年生まれ、東京大学教養学部教養学科中退。哲学者・翻訳家。哲学サイト「ポリロゴス」を主宰。『戦争の思想史』『〈他社〉からはじまる社会哲学』(平凡社)、『フロイト入門』(筑摩選書)、『思考の用語辞典――生きた哲学のために』(ちくま学芸文庫)、『フーコー入門』『高校生のための評論分キーワード100』(ちくま新書)、『わたしたちはなぜ笑うか――笑いの哲学史』(新曜社)などの著書のほか、アレント『責任と判断』、『メルロ=ポンティ・コレクション』、カント『純粋理性批判』1-3、など多くの翻訳書がある。最近でも数々のアンソロジーを編むなど八面六臂の活躍。

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