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単行本

賢者と羊飼い 

——フーコーとパレーシア

定価

5,500

(10%税込)
ISBN

978-4-480-84277-0

Cコード

0010

整理番号

2008/02/25

判型

A5判

ページ数

512

解説

内容紹介

古代ギリシアとヘレニズムの思想、ヘブライと初期キリスト教の思想。西洋哲学のはるかな二大源流に遡行してフーコーが切り拓いた“真理を語る=パレーシア”の概念を壮大に展開する意欲作。

目次

第1部 賢者の伝統(賢者の登場
『オイディプス王』における真理
パレーシア
道徳的なパレーシア
エロスの弁証法
王と賢者―プラトンの試み
ヘレニズム時代における賢者)
第2部 羊飼いの権力(司牧者の権力
キリスト教と司牧
キリスト教と異教世界
結婚をめぐる三つの逆説
キリスト教における結婚の逆説―ギリシア教父の伝統
キリスト教における結婚の逆説―ラテン教父の伝統
キリスト教における司牧権力)

著作者プロフィール

中山元

( なかやま・げん )

中山 元(なかやま・げん):1949年生まれ、東京大学教養学部教養学科中退。哲学者・翻訳家。哲学サイト「ポリロゴス」を主宰。『戦争の思想史』『〈他社〉からはじまる社会哲学』(平凡社)、『フロイト入門』(筑摩選書)、『思考の用語辞典――生きた哲学のために』(ちくま学芸文庫)、『フーコー入門』『高校生のための評論分キーワード100』(ちくま新書)、『わたしたちはなぜ笑うか――笑いの哲学史』(新曜社)などの著書のほか、アレント『責任と判断』、『メルロ=ポンティ・コレクション』、カント『純粋理性批判』1-3、など多くの翻訳書がある。最近でも数々のアンソロジーを編むなど八面六臂の活躍。

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