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単行本

混浴と日本史

猥らなのか、おおらかなのか、 何故か顔がほころぶ

温泉列島・日本で古代から親しまれてきた混浴の風習。西洋人からは蔑まれ、為政者からは禁止されながらも続いた混浴。おおらかなのか、猥らなのか。初の日本混浴史。

定価

2,090

(10%税込)
ISBN

978-4-480-85804-7

Cコード

0039

整理番号

2013/07/22

判型

四六判

ページ数

224

解説

内容紹介

温泉列島・日本に花開いた混浴文化。常陸風土記にも記され長い歴史をもち、ときに権力から弾圧されながらも、庶民の日常生活の一風景となっていた。いっぽうで、宗教や売春の歴史ともかかわる面を持っていたのも事実である。明治維新後、西欧文明の波が押そ寄せ不道徳とされながらも、消えずに残った混浴。混浴が照らし出す、日本人の心性に大胆に迫る!

目次

第1章 混浴、歌垣と禊ぎ
第2章 国家仏教と廃都の混浴
第3章 平安朝、風呂と温泉の発展期
第4章 湯女の誕生と一万人施浴
第5章 江戸の湯屋と地方の温泉
第6章 日本の近代化と混浴事情

著作者プロフィール

下川耿史

( しもかわ・こうし )

1042年福岡県生まれ。性風俗史研究家。早稲田大学卒業後、「週刊サンケイ」編集部勤務などをへて現在に至る。主な著書に「エロティック日本史」「日本残酷写真史」「盆踊り 乱交の民俗学」など多数。

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