歌舞伎という宇宙　─私の古典鑑賞

様式美の氾濫のなかで演じられる人間のドラマの深層とは？　歌舞伎の名作を現代に生きる古典演劇のテキストとして読みなおす、エキサイティングな歌舞伎案内。

歌舞伎という宇宙　─私の古典鑑賞
  • シリーズ:単行本
  • 2,424円(税込)
  • Cコード:0074
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1991/04/25
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:296
  • ISBN:4-480-87184-5
  • JANコード:9784480871848

この本の内容

世界の関節がはずれ運命が痛烈な一撃を加える。様式美の氾濫のなかで演じられる人間ドラマの深層とは？歌舞伎の名作を現代に生きる古典演劇のテキストとして読みなおすエキサイティングな歌舞伎案内。

この本の目次

江戸の初夢―『寿曽我対面』
男の倫理女の倫理―『妹背山婦女庭訓』
子別れの悲劇―『恋女房染分手綱』
人生の一日―『菅原伝授手習鑑』
家族の肖像―『摂州合邦辻』
狼の棲む闇―『心謎解色糸』
人間の孤独―『平家女護島』
油屋の十人斬り―『伊勢音頭恋寝刃』
白日夢のなかの亡霊―『加賀見山再岩藤』
運命が仕掛けた罠―『伊賀越道中双六』
暗闇の狐火―『本朝廿四孝』
冷酷と非情のメカニズム―『一谷嫩軍記』
異人殺しのテーマ―『韓人漢文手管始』
虚構の裂け目―『助六由縁江戸桜』
グロテスクな運命『青砥稿花紅彩画』
嘉永恋物語の顛末―『与話情浮名横櫛』
満開の悪の華―『新薄雪物語』
人生の迷路―『仮名手本忠臣蔵』
男三人のドラマ―『勧進帳』〔ほか〕

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