小林信彦
( こばやし・のぶひこ )1932年生まれ。早稲田大学文学部英文学科卒業。作家。著書に『東京少年』『日本橋バビロン』『流される』の三部作、『日本の喜劇人』『つなわたり』『おかしな男 渥美清』ほか。近著は『わがクラシック・スターたち』。
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黒沢明、鈴木清順、ヒッチコック、エルンスト・ルビッチ、ビリー・ワイルダー、プレストン・スタージェス、ウッディ・アレン、ハワード・ホークス、ジョン・フォード…。1960年から30年にわたる映画評論の集大成。
1 喜劇への花束(〈シチュエーション・コメディ〉の構造
ビリー・ワイルダー論
エルンスト・ルビッチとビリー・ワイルダー 序説
マルクス兄弟入門
ウディ・アレンの出発点)
2 架空シネマテーク(鈴木清順論のためのノート―「野獣の青春」のあとさき
ハンフリー・ボガートの肖像―「ハイ・シエラ」を中心に
ジョン・フォードは光り輝く―「タバコ・ロード」を中心に
マルクス兄弟映画は五本立てで―不況の底の哄笑
ビリー・ワイルダーの演出は〈一流〉だろうか?
ドン・シーゲルの暴力的祭典
B級娯楽映画を観るたのしみ―「ハニー・コールダー」その他
ジョージ・ロイ・ヒルの不思議な世界―「モダン・ミリー」から「スティング」まで
MGMミュージカルから何を学ぶか?―「バンド・ワゴン」を中心に
黒沢だけしか頭になかった
和製B級映画はどう作られるか
「仁義なき戦い」スクラップブック)
3 ニューヨークで起っていること 1974夏
4 熱い批評をあなたに(「二重の鍵」とヒッチコック
贋者の季節―寺山修司氏の〈御返事〉への御返事
俗物は俗物である―白坂依志夫氏の「女は女である」評を中心に
戦後日本映画史の狂い咲き―日活活劇の盛衰
「生きる」の再上映を観て ほか)
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