グッドモーニング、ゴジラ ─監督本多猪四郎と撮影所の時代

『ゴジラ』と『七人の侍』は血をわけた兄弟のようだ――。数多くの怪獣映画を撮り、晩年は黒澤明作品の演出補佐として活躍した本多監督の映画人生と作品へ迫る。

グッドモーニング、ゴジラ ─監督本多猪四郎と撮影所の時代
  • シリーズ:単行本
  • 2,349円(税込)
  • Cコード:0074
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1992/09/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:304
  • ISBN:4-480-87205-1
  • JANコード:9784480872050

この本の内容

名作『ゴジラ』の監督・本多猪四郎の軌跡を通して描き出す撮影所年代記。黒沢明らとともに助監督として駆けまわった青春時代。兵役、敗戦、東宝争議を経て、’54年にヒット作『ゴジラ』を世に送り出す。以後、日本映画盛衰の波にもまれながら、数多くの怪獣映画を手がけてゆく。そして80歳をすぎたいま、その現役ぶりは、“演出補佐”として携わった『八月の狂詩曲』(黒沢明監督)のなかに、見事に刻みこまれている。

この本の目次

第1部 撮影所の時代(『ジゴマ』の年に生まれて
森岩雄ともうひとつの「金曜会」
P・C・L入社と青春の蹉趺
P・C・Lから東宝映画へ
山本嘉次郎の「作家」性
成瀬巳喜男の静かな抵抗
山中貞雄と『人情紙風船』余話
滝沢英輔と渡辺邦男のこだわり
黒沢明、谷口千吉と助監督群像
プロデューサー・システムと「東宝カラー」
戦場で観た『馬』
映画を忘れた争議の嵐)
第2部 監督本多猪四郎(映画芸術協会と『野良犬』のころ
デビュー作と『羅生門』
プロデューサー・システムの再建
円谷英二との出会い
『ゴジラ』前夜の模索
『ゴジラ』の光と影
量産時代と幻の企画
特撮との蜜月が終わる
斜陽期の「ヒットメーカー」として
廃墟にて)

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