府中市美術館
( ふちゅうしびじゅつかん )府中市美術館(ふちゅうしびじゅつかん):2000年10月に開館した府中市の美術館。
loading...
藤田嗣治、岸田劉生、木村荘八、熊谷守一、猪熊弦一郎……
画家たちが愛し、見つめ、えがいた猫、300匹超。
洋画家たちは実に多彩な猫の絵をえがいてきた。しかし実は、「猫」は西洋ではあまりえがかれてこなかったモチーフで、それが洋画家たちの間で人気の主題となった背景には、パリの日本人画家「フジタ」の存在があった――。
本書は、日本と西洋の伝統の間で悩み、新たな道を模索した画家たちによる作品を通じて、近代日本の「猫の絵画史」を辿る試みである。
藤田嗣治にとっての「猫」
Chapter1 「フジタからはじまる猫の絵画史」、その前史
フジタ以前の西洋絵画の猫
フジタ以前の日本絵画の猫
Chapter2 フジタの猫の絵の変遷
1923 -1924 「フジタの猫」の誕生
1929 -1939 「猫の画家」のイメージ作り
1940 -1960’s 「猫の画家」の戦争と平和
Chapter3 フジタ以降の猫の絵
日本と西洋のあいだでえがく猫
猫を愛する自分をえがく
猫の野生をえがく
もう一人の「猫の画家」── 猪熊弦一郎
Column 日本の近代彫刻と猫
「フジタからはじまる猫の絵画史」関連年譜
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。