loading...

単行本

フジタからはじまる猫の絵画史

——藤田嗣治と洋画家たちの猫

その猫に歴史あり。

藤田嗣治を始め、独自の発展を辿った近代日本の猫の絵画。その表現の伝統や芸術観、愛情や命との向き合い方、日本人の精神史の一端に触れる同名展覧会の図録。

定価

3,080

(10%税込)
ISBN

978-4-480-87419-1

Cコード

0071

整理番号

2025/09/26

判型

A4変判

ページ数

168

解説

内容紹介

藤田嗣治、岸田劉生、木村荘八、熊谷守一、猪熊弦一郎……
画家たちが愛し、見つめ、えがいた猫、300匹超。

洋画家たちは実に多彩な猫の絵をえがいてきた。しかし実は、「猫」は西洋ではあまりえがかれてこなかったモチーフで、それが洋画家たちの間で人気の主題となった背景には、パリの日本人画家「フジタ」の存在があった――。
本書は、日本と西洋の伝統の間で悩み、新たな道を模索した画家たちによる作品を通じて、近代日本の「猫の絵画史」を辿る試みである。

目次

藤田嗣治にとっての「猫」

Chapter1 「フジタからはじまる猫の絵画史」、その前史
フジタ以前の西洋絵画の猫
フジタ以前の日本絵画の猫

Chapter2 フジタの猫の絵の変遷
1923 -1924 「フジタの猫」の誕生
1929 -1939 「猫の画家」のイメージ作り
1940 -1960’s 「猫の画家」の戦争と平和

Chapter3 フジタ以降の猫の絵
日本と西洋のあいだでえがく猫
猫を愛する自分をえがく
猫の野生をえがく
もう一人の「猫の画家」── 猪熊弦一郎

Column 日本の近代彫刻と猫

「フジタからはじまる猫の絵画史」関連年譜

著作者プロフィール

シリーズ・関連本

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「単行本」でいま人気の本

語学を学ぶ人へ