鶴見俊輔
( つるみ・しゅんすけ )1922-2015年。哲学者。1942年、ハーヴァード大学哲学科卒。46年、丸山眞男らと「思想の科学」を創刊。65年、小田実らとベ平連を結成。2004年、大江健三郎らと「九条の会」呼びかけ人となる。著書に『アメリカ哲学』『限界芸術論』『アメノウズメ伝』などのほか、エッセイ、共著など多数。『鶴見俊輔集』全17巻もある。
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現人神から人間へ。敗戦のなか、劇的な転回を遂げる天皇裕仁。米ソが睨み合う中で世界は急変し、日本の経済は驚異的な発展をする。戦後の国際社会のなか、天皇はどのような道を歩んだのか。本巻では1945年(昭和20)の敗戦から高度経済成長時代をへて、その死までを追う―天皇との会見(ダグラス・マッカーサー)、天皇に責任なし、敗戦の責・我にあり(東条英機)、人間宣言の秘録(藤樫準二)、巡幸中の陛下(大金益次郎)、あらかん天皇紀(竹中労)、空虚の中心(ロラン・バルト)、苦しかったのは戦友を失ったことです(小野田寛郎)、封印された天皇の「お詫び」(橋本明)などを収録する。
『8月15日の子供たち』より(あの日を記録する会編)
首相になる前の私の心境(東久迩稔彦)
帝国ホテルの暁夢(重光葵)
昭和二十年九月九日の陛下の手紙(橋本明)
天皇、マッカーサー元帥を訪問(『石渡荘太郎伝』)
天皇と会見した米記者(週刊新潮編集部編)
米人記者への天皇の回答(幣原喜重郎)
天皇・マ元帥会談への苦慮(藤田尚徳)
天皇との会見(ダグラス・マッカーサー)
天皇を撮ったカメラマン(ジェターノ・フェーレイス)〔ほか〕
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