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ちくま新書

介護保険を問いなおす

定価

792

(10%税込)
ISBN

978-4-480-05897-3

Cコード

0236

整理番号

297

2001/06/19

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

二〇〇〇年四月の実施から一年、「介護の社会化」のかけ声の華やかさとは裏腹に、聞こえてくるのは「こんなはずではなかった」というとまどいと不満の声ばかり。導入以前よりサービスは減り、家族の負担は増え、福祉スタッフは過剰労働に疲れ、サービス事業者は経営難に陥るという現状の原因は何か。成立の事情がはらんでいるシステムの問題点を整理し、急速に進む高齢化社会を支える社会保障と国民負担の調和点を探る。

目次

序章 介護保険の現実とどう向き合うか
第1章 介護保険のシステムと手続き
第2章 なぜ介護保険が導入されたのか
第3章 要介護認定はどう行われ、何をもたらしているか
第4章 負担は減ったのか、サービスはどう利用されているのか
第5章 介護事業と福祉労働はどうなっているか
第6章 介護保険と社会保障の将来

著作者プロフィール

伊藤周平

( いとう・しゅうへい )

1960年山口県生まれ。労働省(現厚生労働省)、社会保障研究所(現国立社会保障・人口問題研究所)を経て、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。法政大学助教授、九州大学助教授、鹿児島大学法科大学院教授を経て。現在は鹿児島大学法文学部教授。専門は社会保障法。著者に『介護保険法と権利保障』(法律文化社、日本社会福祉学会学術賞受賞)『後期高齢者医療制度』(平凡社新書)『消費税が社会保障を破壊する』(角川新書)『社会保障のしくみと法』(自治体研究社)などがある。

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