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ちくま新書

統合失調症

——精神分裂病を解く

定価

836

(10%税込)
ISBN

978-4-480-05961-1

Cコード

0247

整理番号

361

2002/08/19

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

これまで、「わからない病」「治らない病」として差別的に扱われてきた「精神分裂病」という名称が「統合失調症」に変わった。過労・不眠によって心が閉ざされてゆく発病までの初期段階から、対人恐怖・迫害妄想の段階を通り発病に至るまでの経緯を解明。心・身体・社会という統合的視点から、この病を了解的に捉えなおす。汎精神疾患論のアプローチから、精神病理を解体する。

目次

精神分裂病から統合失調症へ
1 精神疾患とはなにか?(精神の危機と自明性の喪失
狂と狂気
汎精神疾患論の提起)
2 関係失調としての統合失調症(「精神分裂病」概念のはらんできた矛盾
迫害妄想論の展開)
3 迫害妄想病の人間学的構築(迫害妄想型の三段階
対人/社会恐怖様段階
迫害的幻覚・妄想期
夢幻様状態)
「慢性化」の問題と「経過型」について

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