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ちくま文庫

霞が関「解体」戦争

定価

880

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42796-0

Cコード

0131

整理番号

-70-1

2011/02/08

判型

文庫判

ページ数

304

解説

内容紹介

官僚との激戦が展開された地方分権改革推進委員会(2007.4~2010.3)。その第一次勧告までの議事録を公開・解説し、省益や既得権を守ろうとする「官の論理」「空虚な答弁」を浮き彫りにする。国の縦割り行政によるさまざまな無駄や弊害を指摘し、出先機関の廃止やハローワークの地方移管など具体策も提示。2009年以降の経過の解説や、地方分権改革をめぐる橋下徹大阪府知事との対論を収録した増補版。

目次

第1章 不滅のなわばり争い(六十年変わらぬ出先機関のなわばり
羽田空港のカラクリ ほか)
第2章 こんなルールはもういらない(官の「基準」に根拠はあるのか
なぜ保育所を増やせないのか ほか)
第3章 こんな組織はもういらない(地方事務所は何のためにあるのか
税金でつくった「釣り堀」―港湾整備の不合理 ほか)
第4章 「国にしかできない」なんて大嘘だ(一級河川はモグラの穴まで調べろ!?
天下り団体が独占する検査 ほか)
第5章 税金無駄遣いシステムを見逃すな(大災害をダシにハコモノづくり
雇用・能力開発機構という怪物 ほか)
文庫版のための補遺(逆転劇による出先機関三万五千人の削減提案
「まぎれ込んだ二行」にみる霞が関文学 ほか)

著作者プロフィール

猪瀬直樹

( いのせ・なおき )

1946年長野県生まれ、作家。87年、『ミカドの肖像』で大宅壮一ノンフィクション賞、96年、『日本国の研究』で文藝春秋読者賞をそれぞれ受賞。小泉政権下で道路公団民営化推進委員を務め、道路公団の民営化を実現。06年10月に東京工業大学特任教授、07年6月には東京都副知事に任命される。12年12月に東京都知事に就任。主な著書に『地下鉄は誰のものか』(ちくま新書)、『霞が関「解体」戦争』(ちくま文庫)、『ペルソナ 三島由紀夫伝』『ピカレスク 太宰治伝』(以上、文春文庫)、『決断する力』『解決する力』(以上、PHPビジネス新書)などがある。

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